正しい方法で保湿剤と外用薬を使用しよう

アトピー性皮膚炎の方にとって、保湿剤は肌を守るために非常に大切です。また、症状に応じては外用薬（塗り薬）を使用することもあるでしょう。ここでは、保湿剤と外用薬の正しい使用方法と使用するタイミングについて解説していきます。

保湿剤の使用は、肌の水分保持と保護のために欠かすことができません。保湿剤として使用するものには乳液、ローション、クリーム、ワセリンなどがありますが、これはそれぞれの方の肌の乾燥具合や、季節によって使い分けるとよいでしょう。保湿剤を塗る量は、塗った部分にティッシュペーパーが張り付くぐらいたっぷりの量を塗ってください。このとき肌に刷り込むのではなく、皮膚のしわに沿って伸ばすように付けるのがポイントです。保湿剤を塗るタイミングとしては入浴後すぐがベストですが、1日一回の塗布では十分な保湿ができない場合、朝もう一度塗ることをおすすめします。保湿剤は皮膚科で処方してもらうこともできますが、それ以外のもので代用することもできます、そのような場合は敏感肌用やベビー用のものを選ぶことをおすすめします。

外用薬は、保湿剤を塗った後に炎症などの症状があらわれているところに厚く付けるのが基本の使い方です。多くの外用薬は入浴後に一回塗布しますが、外用薬によっては入浴後と朝の2階塗布するものもあります。外用薬を薄く頻繁に付けることは、お勧めできません。

このように保湿剤と外用薬を正しく使用して、アトピー性皮膚炎の症状の改善を目指しましょう。

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