アトピー性皮膚炎の治療法2

日々のスキンケアも大切に

アトピー性皮膚炎の症状を改善するためには、スキンケアも非常に重要な役割を果たします。スキンケアとは、皮膚を清潔に保ち保湿を行うことで皮膚が持つバリア機能を高めるためのケアのことを言います。

アトピー性皮膚炎は、汗などの皮膚の汚れやブドウ球菌などの細菌が皮膚炎を悪化させる要因となります。そのため入浴やシャワーにより皮膚を清潔に保つことが非常に重要になってきます。またアトピー性皮膚炎の方は、角質から皮脂を作り出す力が遺伝学的に弱いという研究結果があります。このような理由から、保湿剤によって皮膚を保湿および保護することで、肌のバリア機能を回復させることが大切です。

このようなスキンケアは、塗り薬や飲み薬による治療を終えた後にも、日常的に長期間にわたって行うことで、皮膚を健康な状態に保つことができます。特に冬は空気が乾燥するため皮膚も乾燥しやすいので、一日のうちに何度もこまめに保湿剤を塗って肌を乾燥から守る必要があります。夏は湿度が高く皮膚が乾燥しにくいので、さらっとした保湿剤でも十分に肌を守ることができますが、冬はワセリンなど皮膚の保護作用がある軟膏タイプのもので、皮膚を乾燥から守るようにしましょう。しかし、夏は湿度が高いからといって保湿を怠って良いという訳ではありません。夏は汗をかきやすいため汗で保湿剤が流れてしまったり、シャワーの回数が増えてしまうといったこともあるため、油断せずにしっかりと保湿を行うようにしましょう。

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