冷え性の人はアトピーになりやすい?
改善するための方法は?
深部体温が低い方、いわゆる冷え性の方はアトピー性皮膚炎になりやすく、また悪化しやすいと言われています。皮膚表面に熱が移ってしまうため、体のバランスが崩れてしまうことにより肌にかゆみを感じたり、漢方で「湿」と呼ばれる体内の不要なものが溜まりやすくなうことが原因です。そのため、アトピー性皮膚炎の方は体を冷やす冷たい食べ物や飲み物以外にも、甘いものやアルコールを避けたほうが良いとされています。このような食品を摂取すると、腸内環境が乱れてしまう以外にも、皮膚の表面に過剰な熱が発生してアトピー性皮膚炎を悪化させます。
では、アトピー性皮膚炎を改善するのに有効な働きをする食べ物はあるのでしょうか。アトピー性皮膚炎を改善するためには「これを食べればよい」という食品はなく、バランスのとれた食事を規則正しく食べることが一番有効です。このバランスの取れた食事の中に、皮膚にとって有効な栄養素や、腸内環境を整える食品を取り入れることで、アトピー性皮膚炎を改善することができます。ただし、アトピー性皮膚炎の原因がアレルギー性のものである場合には、アレルゲンとなる食品を摂らないように十分注意する必要があります。
また、食事を摂る際によく噛むことで自律神経が刺激され、消化管の運動が活発になります。そのためスムーズに消化を行うことができるようになり、腸内環境が整ってアトピー性皮膚炎の改善にもつながります。
バランスの良い食事を、よく噛んで食べることを意識しましょう。